「とりあえず...風呂にでも入るか」

掃除をして汚れたであろう身体を、
いつまでもそのままにしているのも気持ち悪い。

それに風呂に入れば、
このモヤモヤした気持ちも少しは落ち着くかと期待を抱きながら。




「ふう...」


湯舟に浸かって一呼吸すると、なんとも言えない安堵感が生まれる。

こういう時、やはり自分も日本人なんだなと柄にもなく感じてしまう。


「...はぁ」


やはり落ち着くと、考えてしまうのは一騎のことで。


一騎を喜ばせたい。

でも、一騎の嫌なことはしたくない。


矛盾する気持ちに嫌気がさして。

総士は風呂上がりに冷水で顔を洗った。




ズボンをはき、上を着ようと着替えに手を伸ばした時。

外から微かにだが、小さな物音が聞こえた。


「?」


誰もいないはずなのに。

不信に思った総士は上を羽織った状態で部屋を出た。


「わっ総士!そこにいたのか」


聞き覚えのある声が聞こえ、見覚えのある姿が見えた


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                2006.XX.?? 作成


                2007.05.08 掲載


「可愛いあの子を抱くまでの6ステップ//
 4.急がず焦らず身を清めましょう」

















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