別れる前に。 せめて死ぬまで一生トラウマになるような、 酷いことを言ってやろうと思って口を開こうとした時。 笑うでも泣くでもなく、感情の境地にいるような君の儚い顔が目に留まって。 その口はそのまま少し開いたまま。 吸い込んだ空気をもう一度吐き出した。 そして、せめて目だけは合わないようにと、目線を出来るだけ自然に反らした。 結局僕は最後まで、君には敵わなかったんだ。 <END> 2006.12.31 作成 2007.02.25 掲載 好き過ぎる7のお題//目が合うと、どうしていいのかわからない
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