暑い日中。


体力に自信がないわけではないが、やはりこう暑いとあまり動きたくはない。


すると必然的に身体は休憩を求め、眠りにつく。

日中も風が通り比較的すごしやすいこの部屋を寝床にし、
俺はそのまま目をつぶった。





夢うつつ、がちゃりとドアが開く音が聞こえた。



少しすると足尾と共に近くにいる気配を感じるようになった。



「     」



中身はよく分からないけれど、自分を想い心配してくれるような声色で。


自然と笑みが零れた。


その頬に触れた手が、ほてった身体に気持ち良くて。



「お前の手、冷たくて気持ち良いな総士」


まさか起きていたとは思わなかったのだろう。


先程の自分の言葉を思い出したのか柄にもなく顔を赤くした総士に、
自身の手を両頬に当ててやった。


                        <END>
      2007.02.24 作成

                2007.04.15 掲載


夏色課題//ひいやり
















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