「君は...まるで太陽みたいだね」 「?」 上手く理解が出来なくて、首を傾げた。 別に、そんなによく笑うわけでもないし。 そんなに性格が明るいほうだとも思わない。 「そして僕は太陽を慕う向日葵」 そんな自分を一瞥したその目線を追って、 窓の外に見えたそれは真っ直ぐと太陽を見つめていた。 「太陽の眩しさに耐えられないくせに、求めずには慕わずにはいられない」 その魅力に取り憑かれているんだよ。 「...いや、違うな」 俺は太陽じゃねぇ、とそう呟くと不思議そうにこちらを見てきた。 だって太陽は、夏しか向日葵に会えないだろう? <END> 2007.02.20 作成 2007.04.14 掲載 夏色課題//向日葵が慕うように
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